東京営業所
法規・許認可・基準

化粧品輸出規制とは|海外展開時の確認ポイントをわかりやすく解説

化粧品輸出規制とは、化粧品を日本から海外市場へ輸出・販売する際に関係する、日本側の手続・書類等と、輸入先国・地域側の化粧品規制を確認する実務上の総称のことです。単一の輸出規制があるわけではありません。

更新日:2026年7月1日

定義と概要

化粧品輸出規制とは、化粧品を日本から海外市場へ輸出・販売する際に関係する、日本側の手続・書類等と、輸入先国・地域側の化粧品規制を確認する実務上の総称のことです。海外化粧品規制(総称)が各国・地域の規制全体を指す広い概念であるのに対し、化粧品輸出規制はそれより輸出実務側に焦点を寄せた概念です。

化粧品輸出は、市場・商流として海外へ商品を出荷する行為を指す言葉であり、規制そのものではありません。輸出行為と、確認すべき規制・手続は別の論点です。

確認すべき主な事項には、輸出先の国・地域、現地での製品区分、処方・成分規制、安全性関連資料、責任主体・輸入者、登録・届出等、表示・言語、claims、日本側で必要となる書類・証明等、輸出先で要求される書類、市販後対応、OEM・ブランド・現地事業者間の役割分担等があります。

厚生労働省には化粧品等の輸出証明書発給制度があり、2026年8月1日からは電子発給も開始されています。ただし、輸出証明書を取得すれば海外で販売できる、すべての化粧品輸出で同じ輸出証明書が必須、という意味ではありません。必要な書類・証明・登録等は輸出先・案件によって確認します。

日本で合法に販売できることは、海外でもそのまま販売できることを意味しません。EU化粧品規則(CPNP)米国FDA化粧品規制中国NMPA化粧品登録等、輸出先の制度を個別に確認する必要があります。

化粧品OEMではどう関係する?

化粧品OEMでは、企画初期の段階で輸出先の国・地域を特定し、処方・成分規制、安全性関連資料、登録・届出、表示・言語、日本側の輸出証明書等の書類準備、責任主体・輸入者との役割分担を整理します。

OEM会社へ依頼すれば現地規制対応がすべて自動的に完了するわけではありません。また、過去に確認した制度が現在も同じとは限らないため、輸出のたびに最新の要件を確認する必要があります。

実務で確認したいポイント

  • 輸出先・製品区分輸出先の国・地域と、その地域での製品区分を確認します。
  • 処方・成分・安全性資料処方・成分規制や、必要な安全性関連資料を確認します。
  • 登録・表示・責任主体登録・届出等の手続、表示・言語、現地の責任主体・輸入者を確認します。
  • 書類準備と役割分担日本側・輸出先側で必要な書類の準備と、関係者間の役割分担を確認します。

次に確認したいこと

混同しやすい点・注意点

  • 世界共通の一つの「化粧品輸出規制」があるわけではありません。
  • 日本で販売可能な処方を、そのまま海外へ輸出できるとは限りません。
  • 日本語表示を翻訳するだけで、海外規制対応が完了するわけではありません。
  • 一つの輸出証明書だけで、すべての海外規制要件を満たすわけではありません。
  • EU・米国・中国の登録/届出等は、同じ制度ではありません。
  • OEM会社へ依頼すれば、現地規制対応がすべて自動的に完了するわけではありません。
  • 過去に確認した内容が、現在も同じとは限りません。

出典・参考

本ページは化粧品OEMに関する一般的な情報提供を目的としており、個別製品の効果・効能を保証するものではありません。
無料OEM相談はこちら