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品質保証・試験

適合証明書とは|品質文書の確認ポイントをわかりやすく解説

適合証明書とは、製品・原料・資材等の対象が、特定した規格・仕様・要求事項等に適合していることを示すために発行される文書のことです。「適合証明書」という書類名だけでは、何に適合した証明なのか、誰が発行したのかは決まりません。

更新日:2026年7月1日

定義と概要

適合証明書とは、製品・原料・資材等の対象が、特定した規格・仕様・要求事項等に適合していることを示すために発行される文書のことです。中心は「何に対して適合していると証明・表明しているか」であり、適合先(規格、仕様、契約上の要求、その他指定された基準等)を特定しなければ、証明の内容自体を確認できません。

適合証明書は試験成績書(Certificate of Analysis)と中心が異なります。試験成績書の中心は「どの試験を行い、どの結果が得られたか」であるのに対し、適合証明書の中心は「何に対して適合していると示しているか」です。両者が常に同じ文書になるとは限りませんが、実務上の文書名称・記載内容が重なる場合もあり、業界全体で必ず完全に別文書と断定するものでもありません。

適合先を事前に定める規格書は「何を満たすべきか」を定める基準側の文書であり、適合証明書はその基準等に対象が適合していることを示す側の文書です。実際に行った検査の対象・日時・方法・結果・判定等を残す検査記録とも役割が異なり、適合証明書は検査記録そのものとは限らず、検査・試験・確認結果等を根拠として発行される場合があります。

適合証明書が常に第三者検査機関から発行されるとは限りません。また、適合証明書1枚があることと、品質を継続的に確保する仕組みであるQA(品質保証)体制全体が確保されていることは同義ではありません。

会社、取引、対象製品、規格等によって、適合証明書の名称・書式・記載範囲・発行主体等は異なり得ます。「Certificate of Conformity」「CoC」という略称が使われる場合もありますが、すべての業界・会社で同一名称・同一内容になるとは限りません。

化粧品OEMではどう関係する?

化粧品OEMでは、原料、資材、バルク、最終製品等のどの対象について、どの規格・仕様・契約上の要求への適合を、誰が、どの試験・検査・確認結果を根拠に、どの文書として証明し、誰へ提出するのかを整理します。対象の識別(ロット等)、適用する規格・仕様の版・改訂、発行元・承認者、発行日も確認事項になります。

ブランド側へ必ず全適合証明書が提出されるとは限らず、OEM会社が必ず適合証明書を発行するとも限りません。適合証明書がなければ必ず不適合というわけではなく、適合証明書があれば品質・法規対応がすべて保証されるわけでもありません。

実務で確認したいポイント

  • 証明する対象原料、資材、バルク、最終製品等、適合証明書がどの対象を証明しているかを確認します。
  • 適合基準の特定規格、仕様、契約上の要求等、何に対して適合していると示しているかを特定します。
  • 発行主体・証明根拠誰が発行し、どの試験・検査・確認結果を根拠としているかを確認します。
  • 有効版・提出用途適用する規格・仕様の版・改訂、提出先・提出目的、共有範囲を確認します。

次に確認したいこと

混同しやすい点・注意点

  • 適合証明書と試験成績書は、常に同じ文書とは限りません。
  • 適合証明書と規格書は、同じ役割の文書ではありません。
  • 適合証明書が、常に第三者機関・行政機関から発行されるわけではありません。
  • 適合証明書が1枚あるだけで、品質保証体制全体が確保されているとは限りません。
  • 適合証明書があるからといって、すべての法令・規格への適合を意味するわけではありません。
  • 文書名だけで、証明範囲や証明根拠を判断できるわけではありません。
  • すべてのOEM案件で、同じ形式の適合証明書が必須とは限りません。
本ページは化粧品OEMに関する一般的な情報提供を目的としており、個別製品の効果・効能を保証するものではありません。
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