東京営業所
品質保証・試験 (Corrective and Preventive Action)

是正措置・予防措置(CAPA)とは|品質管理の確認ポイントをわかりやすく解説

CAPA(Corrective and Preventive Action/是正措置・予防措置)とは、発生した不適合や問題の原因を調査し、原因に対する是正措置、再発防止、必要に応じた予防的対応へつなげる活動です。その場の修正だけを指すものではありません。

更新日:2026年7月1日

定義と概要

CAPAでは、まず発生した不適合や問題、その影響範囲を把握します。不具合品の交換や記録の訂正等の即時対応が必要な場合もありますが、それだけで原因への対策が完了したとは限りません。

把握した事実をもとに原因を調査し、原因に応じた対応方針を定めます。是正措置や再発防止策を実施した後は、意図した効果が得られているかを確認し、必要に応じて対応を見直します。

製品の苦情処理で得た情報がCAPA開始のきっかけになる場合はありますが、苦情の受付や回答そのものがCAPAではなく、苦情が一件あれば必ずCAPAを開始するというものでもありません。

また、品質監査で見つかった問題がCAPAにつながることはありますが、運用を評価する監査と原因対策を進めるCAPAは異なる活動です。

化粧品OEMではどう関係する?

化粧品OEMでは、不適合や問題が生じた際の連絡、事実確認、原因調査、対応判断、実施後の確認について、製造側・製造販売側・ブランド側等の役割を整理します。OEM会社だけが品質関連業務をすべて負うとは限りません。

製品仕様や品質要求、対象ロット、製造・検査情報を踏まえて対応範囲を判断します。CAPAを実施すれば再発ゼロが保証されるものではなく、対策の有効性を確認して改善へつなげる運用が重要です。

実務で確認したいポイント

  • 問題と影響範囲の把握発生した不適合・問題の事実と、影響する製品・工程等の範囲を整理します。
  • 原因の調査その場の現象だけでなく、問題が生じた原因を情報と記録に基づいて調査します。
  • 是正措置と再発防止原因に応じた是正措置、再発防止、必要に応じた予防的対応を計画・実施します。
  • 対策の有効性確認実施した対策が意図した効果を得ているかを確認し、必要に応じて見直します。

次に確認したいこと

混同しやすい点・注意点

  • CAPAは不具合品の交換や記録訂正など、その場の修正だけを指すものではありません。
  • 記録を作成するだけでCAPAが完了するわけではありません。
  • CAPAを実施すれば問題の再発がゼロになると保証されるものではありません。
  • 苦情処理や製品回収はCAPAと同じ活動ではありません。
  • 品質監査で問題を発見することと、CAPAで原因対策を進めることは異なります。
  • 苦情が一件あれば必ずCAPAが必要になるとは限りません。
本ページは化粧品OEMに関する一般的な情報提供を目的としており、個別製品の効果・効能を保証するものではありません。
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