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処方・成分

紫外線吸収剤とは|処方設計時の確認ポイントをわかりやすく解説

紫外線吸収剤とは、紫外線エネルギーを吸収し、別の形のエネルギーとして放出・散逸させることで、肌へ届く紫外線を減らす目的で用いられる成分のことです。紫外線を100%吸収する成分ではありません。

更新日:2026年7月1日

定義と概要

紫外線吸収剤とは、紫外線エネルギーを吸収し、別の形のエネルギーとして放出・散逸させることで、肌へ届く紫外線を減らす目的で用いられる成分のことです。吸収する波長域や処方への溶解性、安定性、使用感は成分ごとに異なり得ます。

特定の紫外線吸収剤1種類だけで、UVA・UVBのすべてを十分に防御できるとは限りません。複数の紫外線防御成分を組み合わせて処方を設計する場合もあります。

紫外線吸収剤は、紫外線散乱剤と併用される場合がありますが、両者は作用の仕方が異なります。紫外線吸収剤は主に紫外線を吸収する成分群であり、紫外線散乱剤は主に粉体等による散乱・反射等によって紫外線防御に利用される成分群です。どちらか一方が必ず優れているというものではありません。

化粧品OEMではどう関係する?

化粧品OEMでは、目標とする紫外線防御性能、剤形、使用感、製品外観、製品コンセプトなどを踏まえ、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤、その他処方成分をどう組み合わせるかを検討します。ブランド側が原料や配合量、処方、試験条件をすべて単独で決定するわけではなく、OEM会社へ依頼すれば希望するSPF・PAや使用感が自動的に実現・保証されるわけでもありません。

最終製品としての紫外線防御性能は、配合成分や組み合わせ、配合状態、製剤、使用量、塗膜などに関係します。処方設計全体の中で、他の紫外線防御成分との組み合わせや安定性、使用感を試作で確認します。

実務で確認したいポイント

  • 紫外線を吸収する役割紫外線エネルギーを吸収し、別の形のエネルギーとして放出・散逸させることで、肌へ届く紫外線を減らす役割を担います。
  • 成分ごとの特性吸収する波長域、処方への溶解性、安定性、使用感は成分ごとに異なり得るため、採用する原料の特性を確認します。
  • 処方への組み込み他の紫外線防御成分や配合成分との組み合わせの中で、狙う剤形や使用感に適した設計かを試作で確認します。
  • 最終製品での評価配合しただけでSPF・PA等が決まるわけではないため、最終製品としての紫外線防御性能は必要な確認・評価を通じて判断します。

次に確認したいこと

混同しやすい点・注意点

  • 紫外線吸収剤を配合しただけで、必ず高いSPFになるとは限りません。
  • 配合量とSPFは単純に比例するものではありません。
  • 1成分ですべての波長の紫外線を遮断できると断定するものではありません。
  • 紫外線吸収剤が一律に危険、刺激が強い、肌に悪いと断定するものではありません。
  • 紫外線吸収剤は、医薬部外品の美白有効成分と同義ではありません。
  • 具体的な配合上限や成分リストを根拠なく追加するものではありません。
本ページは化粧品OEMに関する一般的な情報提供を目的としており、個別製品の効果・効能を保証するものではありません。
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