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処方・成分

ナノカプセル化とは|処方設計の確認ポイントをわかりやすく解説

ナノカプセル化とは、成分を微細なカプセル状構造に包み込み、分散性や安定性を高めることを目的とした処方技術のことです。ナノカプセル化をすれば必ず分散性や安定性が向上すると保証するものではありません。

更新日:2026年7月1日

定義と概要

ナノカプセル化とは、成分を微細なカプセル状構造に包み込む処方技術のことです。分散性、安定性、成分保持、処方中での扱いやすさなどを目的として検討されます。

ナノカプセル化は、リポソームそのものを指す言葉ではありません。リポソームは脂質二重膜による具体的なカプセル状構造の一種であり、ナノカプセル化は微細なカプセル化技術を指すより広い概念です。リポソームがナノサイズで設計される場合もありますが、両者を完全に同義として扱うことはできません。

ナノカプセル化をしたからといって、肌の奥まで浸透する技術であるとは言えません。分散性や安定性が必ず向上する、効果が必ず高まる、刺激が必ず低下するといったことも保証されません。

化粧品OEMではどう関係する?

化粧品OEMでは、どの成分を内包する設計か、採用する目的、処方全体との組み合わせを確認しながらナノカプセル化を検討します。ブランド側がカプセル構造や製造条件をすべて単独で決定するわけではなく、OEM会社へ依頼すれば希望する浸透性や効果が自動的に実現・保証されるわけでもありません。

ナノカプセル化を採用した処方の安定性や状態は、処方設計全体の中で試作を通じて確認します。

実務で確認したいポイント

  • 内包する対象どの成分を内包する設計なのか、その目的を明確にします。
  • カプセル構造・分散カプセルの構造や処方中での分散状態は、採用する技術や原料によって異なります。すべてのナノカプセルが同じ構造とは限りません。
  • 処方への組み込み他の配合成分や剤形との組み合わせの中で、目的に合う設計かを試作で確認します。
  • 結果の評価分散性や安定性、成分保持などの目的が実際に達成されているかを、試作や必要な確認を通じて評価します。

次に確認したいこと

混同しやすい点・注意点

  • ナノカプセル化をすれば必ず分散性・安定性が向上するとは限りません。
  • ナノカプセル化は肌の奥まで浸透する技術であると断定するものではありません。
  • ナノカプセル化はリポソームと完全に同義ではありません。
  • ナノ化=安全、ナノ化=危険といった一律の断定はできません。
  • 具体的な粒径(nm)を根拠なく固定して説明するものではありません。
本ページは化粧品OEMに関する一般的な情報提供を目的としており、個別製品の効果・効能を保証するものではありません。
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