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容器・パッケージ・賦形

環境配慮容器(リサイクル素材)とは|資材選定時の確認ポイントをわかりやすく解説

環境配慮容器(リサイクル素材)とは、再生素材の使用や省資源設計など、容器について特定の環境側面へ配慮して設計・選定される容器のことです。「環境配慮容器」という名称だけで、製品全体の環境性能を保証するものではありません。

更新日:2026年7月1日

定義と概要

環境配慮容器(リサイクル素材)とは、容器の素材選定や使用量、再使用・再資源化のしやすさ等について、特定の環境側面へ配慮して設計・選定される容器資材のことです。「環境配慮容器」という名称は、製品全体の環境負荷が低いことを保証するものではなく、何について、どのような配慮をしているのかを具体的に確認する必要があります。

環境配慮の具体例としては、再生素材を使用する、容器の材料使用量を減らす、詰め替え・再使用を前提とした設計にする、部材構成を簡素化する、分別・再資源化を考慮した設計にする、などがあります。ただし、これらすべてを環境配慮容器に必要な条件として一律に扱うものではなく、どれか一つを採用しただけで、製品全体について環境負荷が低いと断定することもできません。

「再生素材を使用した容器」とは、回収・再処理された素材等を原料の一部または全部に用いる容器を指す一般的な整理が可能です。ただし、再生素材の使用は、必ずしもその素材が100%再生素材であることを意味せず、新品素材より全ライフサイクルで環境負荷が低いことを一律に意味するものでもありません。また、「再生素材」と「リサイクル可能」は同じ意味ではありません。再生素材は回収・再処理された素材を原料として使用していることを指し、リサイクル可能は使用後に回収・再資源化できる可能性や仕組みに関することを指します。再生素材を使用していても、その容器がどの地域・回収システムでも必ずリサイクルできるとは限らず、逆にリサイクル可能だからといって再生素材を使っているとも限りません。

容器素材の1項目だけで、製品全体の環境性能を断定することはできません。環境面を考える際には、原料、製造、輸送、使用、回収、廃棄・再資源化など、製品ライフサイクルの複数の段階が関係します。「従来容器より樹脂使用量を削減」等の比較表現を用いる場合は、比較対象、対象範囲、条件、算定方法等の根拠を確認することが重要であり、根拠が不明な「環境にやさしい」「地球にやさしい」「100%エコ」「環境負荷ゼロ」「完全にサステナブル」等の表現は避け、環境配慮の対象を具体化して説明することが重要です。

化粧品OEMではどう関係する?

化粧品OEMでは、まず環境配慮の目的を具体化します。再生材を使いたい、容器重量を抑えたい、詰め替え仕様にしたい、分別しやすくしたい、といった目的に応じて、資材仕様、環境配慮要素、根拠資料、内容物との適合性、充填、付属部品、加飾、表示、ロット、納期、供給条件等を確認します。

化粧品OEM会社へ依頼したからといって、環境性能の証明、環境広告の適法性確認、LCA、第三者認証等がすべて自動的に完了するわけではありません。環境面だけでなく、内容物との適合性、密封性、強度、吐出、使用性、充填適性、加飾・表示、輸送等、化粧品容器として必要な性能もあわせて確認します。

実務で確認したいポイント

  • 環境配慮の目的再生材の使用、省資源設計、詰め替え仕様、分別しやすさ等、何を目的とした環境配慮かを具体化します。
  • 素材・容器仕様採用する資材の仕様、色調、外観、強度等について、資材ごとに確認します。
  • 容器性能との両立内容物との適合性、密封性、強度、吐出、使用性等、化粧品容器として必要な性能を確認します。
  • 環境表示の根拠環境配慮を訴求する場合は、実際の容器仕様と、パッケージやラベル等での表示内容が一致しているか、検証できる根拠があるかを確認します。

次に確認したいこと

混同しやすい点・注意点

  • 環境配慮容器という名称は、環境負荷ゼロを意味するものではありません。
  • 再生素材の使用は、必ずしも100%再生素材であることを意味しません。
  • 再生素材の使用とリサイクル可能であることは、同じ意味ではありません。
  • 環境配慮要素があることは、容器としての適合性確認を省略できる理由にはなりません。
  • 根拠が不明な「環境にやさしい」等の表現を、確認なく使用することはできません。
  • 環境表示を行うために、すべての商品でLCAの実施や第三者認証の取得が必須というわけではありません。
本ページは化粧品OEMに関する一般的な情報提供を目的としており、個別製品の効果・効能を保証するものではありません。
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