D2Cコスメとは|市場・販売戦略の確認ポイントをわかりやすく解説
更新日:2026年7月1日
定義と概要
D2C(Direct to Consumer)とは、ブランドが消費者との販売・コミュニケーション・顧客接点を直接持つという考え方です。ECサイトで販売している、ネット通販を行っている、SNSを活用しているといった特徴だけでD2Cと定義されるわけではなく、ブランド側が消費者との関係をどのように持つかが中心になります。
ここでいう「直接」とは、ブランドと消費者との間の販売・顧客関係の持ち方を指します。物流会社や決済代行会社、外部倉庫などを利用したからといって、D2Cでなくなるわけではありません。製造や物流、決済などの業務を外部の事業者へ委託するかどうかは、D2Cという考え方とは別の論点です。
D2Cは販売・顧客接点の持ち方に関するモデルであり、OEMは製造を外部企業が請け負う方式のことです。D2Cブランドが製品の製造をOEMへ委託することは可能ですが、D2C=OEM、OEM=D2Cという意味ではなく、両者は別の枠組みとして確認する必要があります。
D2Cは、ECそのものと同じ意味でもありません。ECはオンライン上の販売チャネル・取引方法を指す言葉であり、D2Cはブランドと消費者との直接的な関係を軸とした販売モデルを指す言葉です。自社ECはD2Cでよく利用される手段ですが、自社ECサイトを持っていれば必ずD2Cになるとは限りません。
化粧品OEMではどう関係する?
OEM実務では、誰に販売する商品か、ブランドの販売方法、主な顧客接点、販売開始時に想定する数量、需要変動への対応、追加製造の考え方などを整理しながら、商品仕様とすり合わせます。
販売計画と製造計画の整合を確認することも重要です。ただし、D2Cという分類だけで、小ロットや短納期が必ず必要になるとは限らず、具体的な数量や納期はブランドの販売計画に応じて個別に確認する事項です。
実務で確認したいポイント
- 販売モデルブランドが消費者との販売・顧客接点をどのように持つか、自社ECなど直接販売の手段を中心に整理します。
- 顧客接点購入者とのやり取りや反応をどのように商品企画へ生かすかを整理します。ただし、顧客データを必ず取得・活用できるとは限りません。
- 販売計画と製造計画想定する顧客層、販売方法、販売開始時の数量、需要変動への対応などを踏まえ、製造計画とすり合わせます。
- OEMとの役割分担製造をOEM会社に委託する場合でも、販売や顧客接点をどちらが担うかなど、役割分担を案件ごとに確認します。
次に確認したいこと
混同しやすい点・注意点
- 自社ECやオンラインで販売しているだけで、必ずD2Cに該当するとは限りません。
- D2Cは販売・顧客接点のモデルであり、自社で製造することを意味する言葉ではありません。
- D2Cという言葉だけで、小ロットや定期購入、特定の価格帯・容器仕様が必須になるわけではありません。
- D2Cという販売モデルを採用したからといって、販売成果を保証するものではありません。